7年間の実務経験を経て、私が選んだ「働き方の第2章」

7年間の実務経験を経て、私が選んだ「働き方の第2章」
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11月末をもって、7年間勤めた社労士事務所を退職しました。大きな節目ではありますが、不思議とさみしさよりも、次のステージへのワクワクの方が大きい自分がいます。

私が社労士になったのは、人生のどん底で「これからどう生きていけばいいのか」と悩んでいた時に、所長に拾っていただいたことがきっかけでした。あの日からの7年間は、実務に向き合いながら、働き方や暮らしを整えてきた時間でもあります。

そして今、ようやく”自立のスタートライン”に立てたと感じています。
ここから始まる第2章を、楽しみながら進んでいきたい。
そんな気持ちで、この文章を書いています。

1. 7年間の区切り──11月末で退職を決めた理由

11月末に退職したというと驚かれるのですが、実は社労士試験に合格してから、どんな道を進むべきかずっと悩んでいました。

私の勤めていた事務所には、所長以外に社労士資格を持つ職員がいません。つまり勤務社労士という立場のロールモデルがいない環境でした。

その中で、自分がどんな働きをしていけるのか、合格後にどう成長していけるのか…考えれば考えるほど答えが見えず、迷いの沼にはまっていた時期もありました。
実務の内容としては、合格前も後も大きくは変わらない。
もちろん学びはあるけれど、このままでは成長が止まってしまうんじゃないか……

そんな不安を抱えていました。
ただ、社労士資格は「開業だけがすべて」ではありません。

働き方は本当にさまざまで、その人の状況や強みに合わせた形が必ずあります。むしろ、自分次第でいくらでも切り開いていける資格だと私は感じています。
だからこそ、私も自分に合ったステージを選び直すタイミングなんだと気づき、今回の決断につながりました。

2. 私が社労士になった原点

そもそも私は「社労士になりたい!」と思って事務所に入ったわけではありません。
正直なところ、正社員で安定していたからという理由が一番でした。(笑)

それでも今こうして社労士になるまで続けてこられたのは、所長が資格取得を強要することは一切なかったのに、いつもどこかでそっと背中を押してくれていたからだと思います。
そして、私自身にも大きな理由がありました。

子どもを私の力で育てていく。
そのために、自分の働きやすい方法を自分で選べるようになる。

その力をつけるために、「子どもが小学3年生になるまでには資格を取る」と決めていました。
あの頃の私の決意は、今思うと本当に必死なものだったけれど……ここまで、驚くほど計画通りに進みました。

振り返ると、原点にあるのはいつも「守りたいもの」と「自分の力で選べる未来をつくりたい」という気持ちでした。

3. 7年間で得たもの

未経験だった私に、最初から35〜45社もの担当を任せてもらえたことは、本当に恵まれていた点だと思います。

社労士事務所の中には、給与計算、手続き、相談対応などを分業制にして内勤のみで完結する体制も多くあります。しかし私の事務所は顧問先担当制だったため、お客様から直接労務相談を受けたり、手続き・給与計算・助成金申請など幅広い業務を一気通貫で経験することができました。

この環境があったからこそ、お客様の背景や課題を深く理解しながら、実務の「点」ではなく「線」として捉える力が養われたと感じています。

ミスもたくさんしましたし、決して効率的とは言えないやり方もありました。それでも一気通貫で任せてもらえたおかげで、お客様と深く関わりながら成長できた7年間でした。

そして、この期間に学んだのは、中小企業ならではの”現場のリアル”です。
たとえば、労働基準法すらクリアできない状態で、どう寄り添い、どう改善していくか。

現場で起きている問題をどう捉え、どこから手をつけるか──毎日が学びの連続でした。

私の実務の基礎は、まぎれもなくこの7年間で作られたものです。
「人としっかり向き合う労務」を経験できたことは、これからの私にとって大きな財産です。

そして、事務員を続ける中で、社労士事務所の課題もたくさん見えるようになりました。
大手メーカー時代に培った人事の経験、派遣社員としてIT部門で働いた経験は、思いがけないほど役に立ちました。

実際の現場では、

  • 属人化した作業
  • 紙ルールの多さ
  • 所長もお客様もシステムが苦手
  • ITリテラシーが低めの環境

こうした中で仕組みづくりを進めるのは、本当に大変でした。

でも、やりきれず心に残っている課題ほど、次のステージで活かせるはず。
だから私は、この積み重ねを次の場所で必ず役立てると決めました。

4. 自立のスタートラインに立てた今

合格後は紆余曲折しながらも、今年の1月に「年内には退職する」という決意を所長に伝えました。

そこからは、転職活動と並行して、引き継ぎ資料をコツコツ作成。8月に無事内定をいただき、その後すぐに後任の採用も決まり、約2ヶ月で引き継ぎを進めました。

お客様へ退職と担当変更をお伝えしたとき、一番多くいただいた言葉は「ショックです」。
個人としては泣きたくなるほど嬉しかった反面、事務所としては”属人化”していた部分もあるので、少し複雑な気持ちにもなりました。

それでも、温かいお客様やスタッフに囲まれ、たくさんのプレゼントや花束までいただいて……改めて私は、本当に恵まれていたし、幸せ者だと感じています。

そして転職活動の結果、
フルリモート・フルフレックス・収入アップ
という、ずっと理想としてきた働き方が叶いました。

これでやっと、親子ふたりの生活をスムーズに送れる環境が整います。

長い道のりでしたが、ようやく私は
「自立のスタートライン」に立つことができました。
ここから本当の意味で、第2章が始まります。

5. 12月から始まる第2章──新しい挑戦へ

ということで、12月からいよいよ第2章が静かに始まります。

私自身もどうなっていくのか分からないけれど、内定までに代表、直属の上司、バックオフィスの方と何度も面談を重ねてきました。

さらに、入社前からオンライン合宿に参加させていただくなど、スムーズにジョインできるように細やかに準備してくださる会社に入社することになりました。そんな姿勢に、ただただ驚きと感謝です。

最終面談では、選考を通じて感じてくださった私への期待、任せたい役割、入社後のポジションを、資料として丁寧にまとめていただきました。MVV(Mission・Vision・Value)やスタッフに求める役割が、はっきりと言語化されている会社は初めてで、本当に感動しました。

こんなにも入社前からワクワクさせてくれる会社に出会えるなんて、思ってもいませんでした。

まだ詳しいことはお伝えできないのですが、これからどんな日々が始まるのか、自分でも楽しみで仕方ありません。少しずつ、このブログでつづっていけたらと思っています。

6. まとめ

実務って、最初は分からないことばかりで不安でした。

でも、積み重ねてきたことは、必ずどこかで自分を助けてくれる。

焦らなくていいし、人と比べなくていい。

“できるようになる日”って、ある時ふっと訪れる。

これからも、楽しく自分らしく。

私と同じように迷っている方へ、”働き方はひとつじゃない”ということが届けば嬉しいです。